2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

読了本・コミックス

『リトル・フォレスト 1』五十嵐大介(講談社モーニングワイドコミックス、2004)。 昔ながらの素朴な味を素朴に描く。……いち子視点の本編よりも五十嵐さん自身のコメントのほうが面白かった私は少数派? どうも本編はうっすらとだがお説教っぽいところがあ…

読了本

『ケルトの白馬』ローズマリー・サトクリフ/灰島かり訳(ほるぷ出版、2000)。 原題“Sun Horse,Moon Horse”。今もイギリスの丘に残る古代の巨大な地上絵からイメージを起こして生み出された物語である。表紙にもなっている白馬の写真を観ただけでは「言われ…

飛脚の鈴の音

NHK「新選組!」第38回「ある隊士の切腹」。 また切腹か、と誰もが思ったことだろう。 河合耆三郎役の大倉孝二さんは味のある顔をされているので、今回の切腹劇は山南さんの時などと比べると、もとより喜劇的な要素を含んでいる。助命を嘆願する隊士たち…

歴史の裏に…

日本テレビ「時空警察捜査一課PART3」。 傑作タイムスリップミステリー第3弾が29日のPART4放映に向けて再放送された。再現ドラマにありがちなチャチさがなく、ネタも牽強付会ではなく、俳優の演技もいいので見ごたえがある。とくに風間裕子巡査役…

読了本

『冷蔵庫との対話 アクセル・ハッケ傑作集』アクセル・ハッケ/諏訪 功訳(三修社、2004)。 日常のあれこれを誇張して、ときに誇大妄想のようになっちゃったのをブラックユーモアで味づけしたコラム群をまとめた本。現在も連載中とのこと。けっこう笑った。…

週末の園芸家

球根を土に埋める。 といっても花壇にではなく、ビニールポットに乾いた土をいれて埋めておくのである。こうすると球根が痛まないのだそうだ。このまま保存し、もう少し寒くなってから水やりを開始して、花壇が空いたらそのまま土に埋める。このやり方は『簡…

読了本

『夜明けの風』ローズマリー・サトクリフ/灰島かり訳(ほるぷ出版、2004)。 灰島かりの訳文はみずみずしくて歯切れがよく、響きもきれいでとても読みやすい。主人公の過酷な体験を淡々と綴りながら、静かな迫力で感動を呼び起こす筆致はサトクリフ由来のも…

読了本・コミックス

もんでんあきこをまとめ読み。 『アイスエイジ 1−2』(集英社コーラス クイーンズコミックス、2004)。 元ジャーナリストとして戦場を駆け巡っていたタフな青年・不破エイジが高校の臨時採用教師に。生きてることの実感を失いつつある現代の醒めた若者たち…

読了本

『ワイド版 風雲児たち 11〜20』みなもと太郎(リイド社SPコミックス、2003-2004)。 一日に約3冊のペースでようやく全巻読み終わった。うわ〜、頭の中にぎっしり情報が詰め込まれてスキマもない感じ。「ギャグ注」も隅から隅まで読んだしね。このあと話…

連休の園芸家

秋ジャガに追肥と土増し。1日がかりで古土の整理と使用済み鉢の洗浄。水切れや根腐れで枯れた植物の処分、復活しそうなものは植え替え。根が回ってしまったオリヅルランとポトス、鉢が窮屈そうなゼラニウムとローズマリーをそれぞれ大きめコンテナに寄せ植…

ジンギなき戦い

連休前の晩、買い物しててちょっと帰宅が遅くなったと思いねえ。そしたら見てしまったのである。育ち盛りのワケギやブロッコリーにあちこちナメクジがたかっているのを……! 夜は奴らの活動時間帯であり、秋が第二出没シーズンなのだ。 テメーラおいしく喰っ…

旬の味覚

イチジクが出回ったかと思ったら姿を消した(探せばまだあるかも)。生食も美味しかったが1パック298円とお安かったので10個ほどコンポートにした。バニラアイスクリームに添えて食べようと只今冷蔵庫で冷やし中。りんごの紅玉も出回り始めた。この甘酸っぱ…

読了本

『真珠の首飾り』ロバート・ファン・ヒューリック著/和爾桃子訳(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2001)。 息抜きにやってきたはずの町で殺人が起こり、またしてもディー判事は事件に巻き込まれる。というより職業的な使命感から進んで飛び込んでいっちゃう…

夕顔咲く

白花ユウガオの花が咲いた。植えたのも忘れていたが、そういえば赤花ユウガオと一緒に種を蒔いたんだっけ。赤花(というよりは薄紫)のほうはすでに咲き終わってタネができている。まさか1ヶ月も開花時期に差があるとは思わなんだ。 ほっそりと優美なつぼみ…

読了本・コミックス

『ワイド版 風雲児たち 3〜7』みなもと太郎(リイド社、2002-2003)。 杉田玄白らによるターヘル・アナトミア翻訳に始まり、平賀源内の壮絶な死に終わる。苦労して蘭語をひとつ読み解いた場面で共に泣き、早すぎた天才が狂気におかされていく件に涙をさそ…

近況

ふと食べたくなって半熟煮卵を作る。 半熟にゆでた卵の殻をむき、漬け汁につけて待つこと半日。1パックぜんぶ煮卵にしたけど、美味しくて1日でなくなっちゃった。ラーメンにいれると雰囲気でるねえ。もっと黄身がとろっとしてたほうがいいな、3分茹でだと…

不安

栃木兄弟誘拐殺害、金沢老夫婦強殺、愛知放火殺人、津山女児殺害、大阪タクシー運転手殺害、埼玉主婦・パート女性殺害、etc.etc.……。日本はちょっとどこかおかしくなってるんじゃないか。変な電波がどこかから発信されてるんじゃないのか。本当にいやな事件…

読了本・コミックス

『ワイド版 風雲児たち 1〜2』みなもと太郎(リイド社SPコミックス、2002)。 1981年から連載され続けている大河コミックの再編新版。入手しやすくなったのはたいへん喜ばしい。分厚いのに値段も手ごろだし、リイド社は偉い! 話には聞いていたが、幕末…

くっきんぐ・らいふ

あー、COOKPADが微妙に不便になってる……ランキングをチェックするのが日課だったのに。って有料会員になればすむことなんだが、そこまでしたくはないというか、無料でお役立ちなのが嬉しかったのにというか。我儘だな。 ベランダのゴーヤーもそろそろ終わり…

読了本・コミックス

『雲竜奔馬 4〜5』みなもと太郎(潮出版社、2000)。 試合のゆくえが気になっていつまでも旅立たない武市さんが笑いを誘う。竜馬が京にのぼり幕末の動乱に巻き込まれていく直前で終わっているが、続きは連載中の『風雲児たち 幕末編』で描かれるのかな。『…

週末の園芸家

まだ蚊は多いけど、だいぶ涼しくなってきたので土いじりも楽しく快適である。盛夏は真冬よりも園芸的には厳しいシーズンだと分かった。雨も少なかったから水やりには苦労させられた。まだ気は抜けないが。 日陰の庭へ新たに仲間入りしたキイジョウロウホトト…

読了本・コミックス

『月夜烏草紙 4』及川七生(白泉社花とゆめコミックス、2004)。 ますます絵やストーリーにに凄みが出てきて、いいなあと思う。「〜名残りの花〜」のラストに驚いた。この先ふたりはどうなったのだろう。『緋色の椅子 3』緑川ゆき(白泉社花とゆめコミック…

読了本

『雷鳴の夜』ロバート・ファン・ヒューリック著/和爾桃子訳(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2003)。 “嵐の山荘”ならぬ嵐の山寺。というより“館もの”だな。今まででいちばん面白かった。まだ『真珠の首飾り』が残っているけど。捜査の途中で可愛い恋を二つ…

読了本・コミックス

『九十九眠るしずめ 明治あやかし討伐伝 1』高田裕三(講談社ヤンマガKCDX、2004)。 パラレル明治時代の妖怪アクションもの。ヒロインはいつもの高田キャラだが、甘いもので……というのが新鮮。土蜘蛛も可愛い。妖怪描くのうまいよね。しかし会津のトラ…

読了本

『観月の宴』ロバート・ファン・ヒューリック著/和爾桃子訳(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2003)。 薄いのと訳がいいのとでさくさく読める。これは『紅楼の悪夢』の後の話になるが、調子の良い羅(ルオ)がこれほどまでに有能だとは思わなんだ。かたぶつ…

読了本

『紅楼の悪夢』ロバート・ファン・ヒューリック著/和爾桃子訳(ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2004)。 オランダ人が書いた中国公案小説ふうミステリ。ものは以前ハードカバーで何冊か読んだことがあったが、そのときは妙にちぐはぐした印象でエロティック…

マロン・グラッセ

「ヒミツの栗林」を所有する同僚がすてきに大きな栗の実を2キロもくれた。 数えたら約70個。渋皮煮にしようと思いたち、昨晩せっせと鬼皮をむいた。朝おきたら右手が痺れて動かない。うひゃー、昨日がんばりすぎた。痛くてペンは持てないがマウス操作とタ…

同時に……

こないだ古本屋さんで本を3冊買った。まずはアシモフの黒後家蜘蛛ものが入っている『バットマンの冒険 1』(グリーンバーグ編、教養文庫)。読みたくてずっと捜していたもの。それから『ドジリーヌ姫の優雅な冒険』(小林信彦、文春文庫)。食べ物の描写が…

読了本・コミックス

『舞姫 テレプシコーラ 6』山岸凉子(メディアファクトリーMFコミックス、2004)。 中学受験の壁を乗り越え、六花(ゆき)ちゃんの新たな才能が開ける。最初のほうは甘えっ子だったのにずいぶんしっかりとして大人っぽくなった。対して姉の千花はいまだに災…

週末の園芸家

先週まいた野菜の種いろいろが芽吹いたので間引き。 ……はじめての種まきはどうやら失敗したらしい。蒔きすぎた! 一袋をいちどきに蒔かなくてもよかったのだ。どちゃ〜っと発芽してしまってドコをどう間引いていいやら。とくに春菊は「発芽しにくいので厚ま…