2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読了本・コミックス

『ヒストリエ 1−2』岩明均(講談社アフタヌーンKC、2004)。 たぶん「剣の舞」だったと思うのだが、以前なんの気なしに開いたページで少女がエグい目に遭っており脳貧血寸前に。立ち読みしてた罰かも。とにかくそれがトラウマになり、ずっと岩明マンガは避…

読了本

『新装版 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)』藤沢周平(講談社文庫、2002)。 全4巻のシリーズ、新装版。こないだ読み終わったばかりだけれど面白かったのでまた最初から読んでいる。主人公の登(のぼる)青年は医者見習い、勉学のために身を寄せている江戸…

読了本

『酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記』恩田陸(講談社、2005)。 「地球の歩き方」に限りなく似せた装丁が笑える。イラストは衛兵とギネス。本を開けば脚注(というよりネタ解説)もあるし。無類の酒好きなのは知っていたがワインハーフボトル2本空けても酔い…

アフタヌーン

月刊アフタヌーンを4ヶ月ぶんまとめ読み。「おおきく振りかぶって」のために本誌を買い始めたけれど、他の連載はパラパラめくったくらいでほとんど読んでいなかった。理由はすでにコミックス買いしてる作品が多いから。単行本でまとめて読むのが好きなので…

続編へ!

http://www3.nhk.or.jp/drama/html_news_shinsen.html http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050526-0013.htmlちょっと前から未確認かつ不確定な情報が関係筋よりポロリポロリと漏れきこえ、さらに三谷さんも新聞に連載中のエッセイ(朝日…

読了本

『れんげ野原のまんなかで』森谷明子(東京創元社ミステリ・フロンティア、2005)。 本好きな女性が書いたんだなと思わせる、優しくて微笑ましい日常の謎ミステリ。主に児童文学系の本にまつわる小ネタも満載だ。40cmの大型絵本や勇敢なヒロインが出てくる黄…

読了本・コミックス

『ハヤテのごとく! 1』畑健二郎(小学館少年サンデーコミックス、2005)。 借金のカタに売られるところを拾われ執事になった少年と、愛を告白されたと思い込んでいる大富豪のお嬢さま、淑やかで有能で美人なメイドさん、変態執事長、しゃべる虎などなどが…

読了本・コミックス

『DEATH NOTE 1−2』大場つぐみ原作/小畑健漫画(集英社ジャンプコミックス、2004)。 名前を書かれた者を殺せる死神のノートを手に入れた少年・夜神月(ライト)と、全世界の警察を動かせる唯一の存在「L」との手に汗握る頭脳戦。ていうか夜中に一人で読…

思わず妄想……

懐かし系のアニソン聴くと燃えるのは曲の魅力もさることながら、本編のストーリーと映像の魅力ももれなくついてくるからなんだろうな。底が深いというか多層構造というか。出だしが流れただけで反射的にドラマがぶわーっと蘇るもの。子ども時分に聴いただけ…

読了本・コミックス

『のだめカンタービレ 12』二ノ宮知子(講談社コミックスKiss、2005)。 パリでキレて千秋さえ袖にするのだめ。そしてくろきん登場でさらにモテモテなのだめ。ギャグのテンションも落ち着いて、だいぶ本格的な音楽マンガになってきたような気がする。もっと…

本日の園芸家とテレビ

久しぶりのお天気休日。秋植え球根類を花壇から撤収した。チューリップやヒヤシンスなどはもう地上部も枯れている。まだ葉がしっかりしてるスイセンとムスカリ以外はすべて堀りあげた。乾燥させて秋にまた植えるのである。日差しが暑くて汗だらだら。土を掘…

読了本

『隠し剣秋風抄』藤沢周平(文春文庫、1984)。 『孤影抄』の続編。といっても収録されている9つの短篇と前作とに直接の繋がりはない。「酒乱剣石割り」は呑んだくれのダメ兄と薄幸の妹の行く末が哀しく、「女難剣雷切り」は惚れっぽい惣六と女中のおさとが…

読了本

『隠し剣孤影抄』藤沢周平(文春文庫、1983)。 凄まじき秘剣を持つ者たちの姿を描いたシニカルで哀しい雰囲気の連作短編集。剣とは畢竟、人を斬り殺すための技なんだよなあ……。「宿命剣鬼走り」の救いのなさなど読んでて胃の腑がねじれるように辛い。こうい…

読了本・コミックス

『キス、絶交、キス ボクらの場合 全10巻』藤原よしこ(小学館少コミCheese!フラワーコミックス、2002-2005)。 ISBN:4091371663 ISBN:4091371671 ISBN:409137168X ISBN:4091371698 ISBN:4091371701 ISBN:4091384919 ISBN:4091384927 ISBN:4091384935 ISBN…

読了本

『麦屋町昼下がり (文春文庫)』藤沢周平(文春文庫、1992)。 時代小説短編集。藤沢周平は男女の心の機微を剣や政治の添え物にしないから好きだ。この人の描く恋愛はとにかく可愛い。れっきとした大人同士なのだが、そこはかとなく微笑ましい。表題作の敬助…

読了本

『新編 物いう小箱』森銑三(講談社文芸文庫、2005)。 不思議な印象の短い話がたくさん收められている。いずれも再話風小品で、「一」では日本の、「二」では中国の怪異譚が語られる。とても楽しくて、もうちょっと、もうちょっとと読み進めているうちに最…

読了本

『松本清張傑作短篇コレクション 中』宮部みゆき責任編集(文春文庫、2004)。 中巻のテーマは「淋しい女たちの肖像」と「不機嫌な男たちの肖像」。宮部さんの前口上を読んでからだと各短篇の印象もかなり変わってくる。「書道教室」は中編といってもいい長…

読了本・コミックス

『家族のそれから』ひぐちアサ(講談社、2001)。 表題作はシガポの過去……ではなくて。急ごしらえの俄か家族が手探りで繋がっていこうとする“ぎこちなさ”が高校生の兄の視点で描かれる。妹メグちゃんが健気で可愛いなあ。これ、メグ視点で描いたらまんま良質…

読了本・コミックス

『もっけ 4』熊倉隆敏(講談社、2005)。 カエルに化かされる話、悪い風にあたる話。思わずゴクッと息を呑んでしまう微妙な怖さのさじ加減が好き。これ以上ブキミだったり厭な感じだったりすると手が出ないもんなあ。“見える”人の苦悩が“見えない”人の苦悩…

読了本・コミックス

『キス、絶交、キス (フラワーコミックス)』藤原よしこ(小学館少コミCheese!フラワーコミックス、2001)。 いわゆる“性コミ”掲載作については頭からバカにしてるようなとこがあるのだが、まだまだ名作が載っているのだなあ。ごく普通の少女漫画がこんなにも…

読了本・ぱふ

「月刊ぱふ」6月号は巻頭特集が「おおきく振りかぶって」。 これだけのために「ぱふ」買っちゃったよ。アフタも毎月まんまと買ってるし、おお振り恐るべしだ。まあぱふも大和和紀インタビューとか他にも面白い記事はあったから結果オーライか。版元と書店の…

読了本・だんとも

団地ともお (3) (ビッグコミックス) 団地ともお (2) (ビッグコミックス)『団地ともお 2〜4』小田扉(小学館ビッグコミックス、2004-2005)。 なんとも不思議な読みごこち。続きを買ってきたら妹と奪い合いになった。で、3巻を讓って4巻を先に読んだのだ…

読了本・どいこい

どいつもこいつも 1 (ジェッツコミックス) どいつもこいつも 2 (ジェッツコミックス) どいつもこいつも 3 (ジェッツコミックス)『どいつもこいつも ワイド版 全3巻』雁須磨子(白泉社、2005)。 ネット書店で買ったら1巻に帯ついてなかった……がっくし。第…

読了本・クリドラ

『クリスタル・ドラゴン 1〜5』あしべゆうほ(秋田文庫、2003-2004)。 先日読んだ最新巻の新聞書評が頭の隅にこびりついていたのか、何となく文庫版を買ってみたら面白いのなんのって。むさぼるように読んでしまった。あしべ作品といえば「悪魔の花嫁」し…