2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読了本・コミックス

『ラブラブしっぽ図鑑』天原ふおん(白泉社花とゆめコミックス、2004)。 雑誌連載のころから早くコミックスにならないかなーと楽しみにしていた動物エッセイまんが。犬飼いとしてはビーグル犬げんげんネタが非常に楽しいが、ビビリ屋スナネズミのジョスリン…

読了本

『恋をするエイラ 上中下』ジーン・アウル/中村妙子訳(評論社、1985)。第二部。けっきょく新訳の発売が待ちきれなくて旧訳版の再読をはじめてしまった。ネアンデルタール人の“氏族”を追われたエイラは北上するうちに野生馬の群れる谷を見つけ、そこを住処…

新選組!

第46回「東へ」。 山本耕史の土方は、私の中でいつのまにか「あり」になってしまった。最初は既存イメージからの逸脱ぶりがいまいましく思え、ことあるごとに粗ばかり探しているようなところがあったのだけどなあ。先入観から自由になったのか、固定観念が上…

新選組!

第45回「源さん、死す」再放送を観る。本放送、BSに続いて三度目。 泣けるはずだったのに初回では思わず爆笑してしまったマトリックス&トリビア効果のコンボ。何度も観るうちに慣れたのかようやく気にならなくなった。この回ははっきり言って全体的に演出…

読了本

『百年佳約』村田喜代子(講談社、2004)。 嬉しいことに『龍秘御天歌』の続編なのである。秀吉の朝鮮出兵で連れてこられた陶工一族の長・百婆はしたたかで喰えないばーさんだ。殺しても死にそうになかったのに、冒頭で事故に遭いあっけなく死んでしまったの…

EARTH’S CHILDREN

『ケーブ・ベアの一族 上下』ジーン・アウル/大久保寛訳(ホーム社/集英社、2004)。 [エイラ 地上の旅人]シリーズ第1・2巻。あの“エイラ”が新訳で登場! すごく嬉しい。『大地の子エイラ』に始まる評論社版[始原への旅だち]シリーズが大好きで、刊行さ…

読了本

『コンプリート・ロボット』アイザック・アシモフ/小尾芙佐訳(ソニーマガジンズ、2004)。 アシモフのロボットものの短編をまとめた本。実に31編もの話がおさめられている。読み終わってみるともっとあったようにも思えるし、それだけしかなかったのかと驚…

読了本・コミックス

『あの山越えて 5』夢路行(秋田書店A.L.C. Selection、2004)。 主婦であることの苦労、嫁と姑の問題、子育ての愚痴、煩わしい親戚づきあい、田舎暮らしのつきない悩み。……そういうのと縁のない身からすると正直興味がもてない、入り込めないテーマではあ…

読了本

『小生物語』乙一(幻冬舎、2004)。 Web連載の書籍化。乙一がこういうのを書いていたのは知らなかった。体裁は日記なのだが内容は事実そのままではない。いつの間にかホラ話と化していたりホラーに化けていたりする。まさかカーテンを取り付けるときに部屋…

週末の園芸家

さわやかな秋晴れ。父は物干し竿を占領して趣味の干し柿づくり。洗濯物を干せなくなった母が実家に帰ってしまった。私は狭いベランダの陣地争いで父と一触即発。斬るか斬られるか、そんな殺伐とした空気の中でコンテナの枯れ葉、枯れ枝を整理し雑草をむしっ…

読了本・コミックス

『僕と君の間に 1』鈴木央(集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ、2004)。 女顔の乙女系科学少年と謎の格闘美少女が出会って旅をする異世界空想活劇。メカなんかも出てきて微妙にSFっぽく、要はごった煮なんだけどけっこう面白い。奴隷国家の描…

読了本

『獄門島 金田一耕助ファイル3』横溝正史(角川文庫、1971)。 そういえば去年だったか、上川隆也主演のドラマを観た覚えがある。上川金田一はとぼけた感じが良いと思った。早苗役の高島礼子も印象的だった。鵜飼君がキモかったのも忘れがたいが、原作では…

読了本

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三、巻ノ四』夢枕獏(徳間書店、2004)。 大長編、これにて完結。なかなか面白かった。ただ、いくらあとがきで獏さんが自画自賛しようともやっぱり伏線が活かされきってないとか途中で話がダレ気味になったりとかいう嫌い…

ブッシュかぁ……

他国民にはいかんともしがたし。残念。

読了本・コミックス

『アンダーザローズ 1 冬の物語』船戸明里(幻冬舎コミックス、2003)。 英国ヴィクトリア朝の光と影。この物語の空気は森薫の『エマ』のように気持ちよくもないし、ロマンチックでもない。ただひたすら重苦しく歪んでいる。何かが狂っている。緊張感で吐き…

読了本

『戦中派動乱日記』山田風太郎(小学館、2004)。 山風27歳にして、昭和24年〜25年の戦後の日々を綴った日記。『戦中派虫けら日記(昭和17年〜昭和19年)』『戦中派不戦日記(昭和20年)』『戦中派焼け跡日記(昭和21年)』『戦中派闇市日記(昭和22年、昭和…

着物の柄

よしながふみ「大奥」第二回(メロディ12月号掲載)。 これ読んじゃったらしばらくは他の話を読む気にならん……。すかっといい男な水野ときりっと猛々しい将軍・吉宗が出会ったら、いったいどうなるんだ? 恋の花が咲かないことだけは確かだ(たぶん)。男の…

新選組!

第43回「決戦、油小路」。 あああ……平助が死んでしまった。滂沱の涙。死の間際、戦いの中での中村勘太郎の表情の演技がホントに凄まじいのひと言、歌舞伎役者の面目躍如。なのにあのゴツく長い顔立ちは、にっこり微笑むとまことに清清しく、あどけなくさえあ…

読了本

『中国迷路殺人事件』ファン・フーリック/松平いを子訳(ちくま文庫、1995)。 ディー判事シリーズ。アン総督の残した掛け軸の謎を解き明かすくだりが面白かった。最初に画巻が出てきたとき、なにか秘密があるのだろうと挿絵をとっくり眺めたが私にはまった…

またウイルス

職場のマシンがまたウイルスに感染した。同僚がウイルス付きメールを「なんだろこれ?」と安易に開いてしまったためだ。たとえ知ってる人のアドレスからでも、添付ファイルありのや英文の怪しい件名のはクリックしちゃだめなんだってば(案の定Fromは詐称さ…