2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

読了本

コロボックル物語『星からおちた小さな人』『ふしぎな目をした男の子』『小さな国のつづきの話』(佐藤さとる、講談社文庫)。シリーズ3,4,5作目。 コロボックルには不運にも人間に捕獲されてしまったときに守らねばならぬ「掟」があるという。……自分か…

読了本

『文学刑事サーズデイ・ネクスト 1 ジェイン・エアを探せ!』ジャスパー・フォード/田村源二訳(ソニー・マガジンズ、2003)。 「リテラテック」という“文学にまつわる犯罪”を扱う特殊警察の女刑事が主人公のコミカル・アクション。舞台はパラレルワールド…

地震、台風

非常用持ち出し袋や災害用備蓄を準備中。今更だけど。生き残れた後のことは考えておかなければ。家族分の食料や水を確保するほかに、犬を連れて逃げるにはとか、仕事先から歩いて帰るにはとか、いろいろシミュレーションしていると他に何も手が付かない。新…

読了本

『だれも知らない小さな国 コロボックル物語1』佐藤さとる(講談社文庫、1973) 『豆つぶほどの小さないぬ コロボックル物語2』佐藤さとる(講談社文庫、1975)。 講談社文庫版はもう絶版みたい。古本屋で買って集めている。ハードカバーと青い鳥文庫はま…

ファンタ自慰

『本の雑誌』11月号の特集は「泣く子も黙るファンタジー」。 あー、またか。風間賢二が例のごとくハリポタとハリポタ読者を攻撃してる。彼はハリポタがからむといつもこれだ。不愉快なんでどうにかしてほしい。何を読もうと読者の自由だし、作品批判ならまだ…

読了本

『Yの悲劇』クイーン/大久保康雄訳(新潮文庫、1958)。 お風呂本として。初版が昭和33年ってすごい、いまだに読みつがれているんだなあ。ずーっと昔に読んだ事があって結末も知っているので、読み急ぐこともなくたんねんに伏線を拾っていけた。……はずな…

読了本

『八つ墓村 金田一耕助ファイル1』横溝正史(角川文庫、2001)。 先日放映された稲垣金田一のドラマに触発された。横溝正史をちゃんと読んだのはこれが初めてかもしれない。イメージはすっかりドラマ版の役者で定着していたが(金田一以外は)さほど違和感…

カレー作り

鳥はむスープの残りでカレーを作る。 デパートで「ギャバンの手作りカレー粉セット」をゲット、スパイスがひとつずつ袋詰めになってるのをボウルの中で混ぜていく。ひゃあ、楽しいぞ。くしゃみをしたくなって困ったが。カルダモンってイイ匂いだなあ。混ぜお…

鳥はむ作り

先週末に仕込んでおいた鶏むね肉が6枚。 たまにはタコ糸で成形してみようと思い調理用糸を買いに行ったら何と一巻400円もするのだった。肉より高いじゃん、冗談じゃない! というわけでいつもの通りもめん糸でぐるぐる巻きに。タコ糸探索のせいで手順が遅れ…

原画展

あとり硅子原画展にまた行ってきたのだった。有休とって。もうこんな機会はないかもしれないから(あるかもしれない。あるといいな)。 最終日のせいか、平日昼間でもかなり混んでいた。ファイルを見るのにまたも並んで1時間以上かかる。「らぶらぶなシーン…

外耳炎

愛犬の耳が匂って不快そうに頭を振ったりしているので病院に連れて行く。 私はかかりつけ獣医を持たない動物病院ジプシーだ。近所にいい病院がないのはいざという時が不安だが、これまで出会ったのは死ぬときゃ死にますよとしきりに予防線を張る獣医(飼い主…

読了本

『暁の円卓 1 目覚めの歳月』『暁の円卓 2 情熱の歳月』ラルフ・イーザウ/酒寄進一訳(長崎出版、2004)。 世界を破滅に導こうとする秘密結社の計画を知るただ一人の少年、百歳の寿命を予言されたデービッドの戦いを描く大河ロマン。全9巻で完結の予定。…

読了本

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二』夢枕獏(徳間書店、2004)。 空海よりもずっと前に唐に渡り、玄宗皇帝にも仕えた阿倍仲麻呂。物語の中で重要な役割を担っているらしい彼が遺した書簡の部分を読んでいるときに目にしたニュースに驚いてしまった。こう…

原画展

池袋アニメイトで開催中のあとり硅子原画展に行く。 休日でも午前中だったせいかゆっくり見ることができた。モノクロはなくカラーばかり、展示作品は数えてないけど60点以上はあったろうか、とても見ごたえがあった。やっぱり原画は発色がきれいだなと思う…

台風本番

夜になって風が強くなってきた。愛犬の散歩に出たが傘がおちょこになるほどの風で早々に退散。『それすらもすべて不確かなもの』の嵐のシーンを思い出して笑いが漏れる。 どこにも行けないので腰を据えて栗を煮る。先日の大風で落ちたという栗をもらったのだ…

台風直前

あとりさんの原画展に行くつもりだったけど台風上陸とのことでやめた。池袋アニメイトは駅からけっこう歩くのだ。今日は静かにあとりさんの既刊を読んで予習復習しておこう。 きのう近所に石焼き窯のパン屋が開店した。食料買い出しのついでに寄ろうと思った…

読了本・コミックス

『荻の原日記 上・下』夢路行(一賽舎スタジオDNAゼロサムコミックス、2004)。 全集7・8巻。表題作は龍のウロコを飲んでしまった少女が主役のほのぼのファンタジー。チビ龍をひとさし指にとまらせている中トビラの六花がかわいい。下巻の夏休み修行記が楽…

読了本

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一』夢枕獏(徳間書店、2004)。 勝手に前後編だと思っていたらもう4巻まで出ているんだな。謎の妖物が跳梁跋扈する唐の都・長安へ留学僧としてやってきた若き空海。猫が祟る怪異の裏にある“何か”に徐々に深入りしつつ、…

週末の園芸家

いつものように「趣味の園芸」を見ていて柿を鉢植えにしたくなる。でも日当たり悪いから無理だろな。大文字草は去年の株が元気に葉っぱを繁らせているが花はまだ咲かず。驚いたのがガーデンシクラメン、とくに夏越しにも気を遣わなかったのに今や満開だ。我…

読了本・コミックス

『ラブロマ 3』とよ田みのる(講談社アフタヌーンKC、2004)。 塚原と陽子ちゃんのアナザーラブロマも良かった。こういうテンションの恋愛が挟まるとグッと話が引き締まる。ホシノとネギちゃんの仲はマンガとして読んでて楽しいし好きなのだけど、いつも…

よしなしごと

森薫『エマ』アニメ化というのにびっくり。いちばんアニメとは縁遠そうな作品なのに。まあクリスティもアニメ化したくらいだものね。どうせやるなら時代考証を含め細部まで本格的に、「そこが大事なんです!」な部分はフェティッシュなまでに追求してほしい…

祟りじゃあ!

フジ「八つ墓村」を見る。金曜エンタテイメント10周年記念番組。 金田一耕助役は稲垣吾郎。映像も雰囲気も陰鬱さがあまりなく、むしろ軽くて乾いた感じがする……のはいいんだか悪いんだか(原作は未読)。ともかくあまり怖くはなかったのだが、血がドバードバ…

読了本

『詩人たちの旅 デイルマーク王国史 1』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/田村美佐子訳(創元推理文庫、2004)。 芸人一家のショーから始まる出だしは割と牧歌的だったのに、あれよというまに人は殺されるわ縛り首にされるわ、主人公の少年もみそっかすのおち…

謎の病についての一考察

はてなダイアリーにローズマリー・サトクリフのキーワードを作ろうと思い著者略歴を調べていたら、ちょっとおかしなことを発見してしまった(ので、キーワードの説明はその部分をぼかして書いた)。日本におけるサトクリフの紹介文にしばしば見られる「ステ…

読了本・コミックス

『ばらいろ すみれいろ』あとり硅子(新書館ウィングスコミックス、2004)。 「あとり硅子のラスト・コミックス」という帯がついている。これではじめて訃報を知る人も多いのだろうな。読みくちはとても軽くて涼やかなのに、とても濃くて美味しくて、満足の…