読了本・コミックス

舞姫 テレプシコーラ 6』山岸凉子メディアファクトリーMFコミックス、2004)。
中学受験の壁を乗り越え、六花(ゆき)ちゃんの新たな才能が開ける。最初のほうは甘えっ子だったのにずいぶんしっかりとして大人っぽくなった。対して姉の千花はいまだに災難続き。努力家で才能もあるのになぜこうも悪運ばかりを呼び寄せるのか。ドジな妹はいつも災い転じて福となるのだけどなあ。最後の一コマ、いったいこの先がどうなるのか気になって仕方がない。

幻想水滸伝 運命の継承者 6』志水アキメディアファクトリーMFコミックス、2004)。
あとがきによれば“ストーリーもようやく本題にさしかかってきたところ”とのこと。途中の巻がキャラ紹介ばかり続くようでドラマが少なくちょっと退屈でもあったのが、とにかくたくさん登場してくる人々(水滸伝というのだから108人は確定のはず)の運命がゆるやかに絡まりはじめ、だんだん面白くなってきた。これから渦の速さはさらに勢いを増していくのだろう。

『雲竜奔馬 1〜3』みなもと太郎潮出版社、2000)。
前から気になっていたみなもと太郎の時代もの。「風雲児たち」で第8回手塚治虫文化賞「特別賞」も受賞したが絵柄がどうもな〜、などと思いつつ古本屋でたまたま見つけたこれと『風雲児たち』18巻(のみ)を試しに読んでみたら面白いのなんの。ネックだと思われた絵柄も竜馬がハナタレだろうが武市がアゴしかなかろうが、まったく気にならなかった。『風雲児たち』も全巻買おうかな。同人誌で出されたという外伝も復刊ドットコムで販売が始まっているが、すべて揃えたら冊数と金額が半端じゃないのでちと悩む。むむむ。『雲竜奔馬』は5巻まで出ているそうだ。