2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

読了本

『豪放ライラック 1』桑田乃梨子(ワニブックスGUM COMICS、2004)。 豪放ライラック=豪放磊落=go for lilac、というのが妙にツボにはまった。もちろんそれだけじゃないんだけど。ブラコンの“りら”が家を離れ女子高の寄宿舎に入ってそれなりに逞しく成長…

遠藤さんと桑田さん

なぜか突然むしょうに遠藤淑子と桑田乃梨子が読みたくなって居ても立ってもいられないのだった。今までほとんど手にとってこなかったのに不思議なものだ。どちらの作家も古い作品は軒並み絶版だが、文庫化しているのも結構あるので本屋と古本屋を手当たりし…

最近の園芸家

ニンニクを収穫。冬にスーパーで買ったのをひとかけずつ埋めたのが赤ちゃんのにぎりこぶし大に育っていた。骨付きラム肉をお酢で煮るとき風味付けに使ったけど、香りはちょっと薄いかな? ミニトマトがだいぶ熟れてきたので収穫。半分に切って、ゆでたひよこ…

読了本

『はるか17(セブンティーン) 2』山崎さやか(講談社モーニングKC)。 いやー、面白くってどうしよう。“はるか”が本当に可愛くって。実際にはないと分かってはいても出演作の「ひょっとこ製菓・米米チョコ」CMを観てみたくなるほどだ。あとがきでも…

近況

ガラスの破片で足を切った。 家族がガラス食器を落として割り、念入りに掃除機をかけてさあもう大丈夫、と思ったとたん素足で破片を踏んだのだった。なんじゃそりゃ〜、と自分で自分につっこむ。小指の爪の先くらいもある破片をどうして見逃したのか。どうや…

読了本・ぱーと2

『はるか17(セブンティーン) 1』山崎さやか(講談社モーニングコミックス)。 相変わらず山崎さやかは読ませる。子沢山の中年男をコメディチックに描いた『東京家族』も良かったけど、これは女の子が主役だから花がある。就職難に悩む生真面目な女子大…

読了本

『ZOO』乙一(集英社、2003)。 短編集。ホントへんなこと考える人だね……しかも破綻することなくまとめてしまえるんだから凄いよな。ネタを小手先でいじらずきちんと面白い話に仕立ててあるのに、さらさらっと書いちゃった、みたいな印象で。これはもう天…

御宿かわせみ

『初春弁才船』平岩弓枝(文藝春秋)、それから文庫で『お吉の茶碗』『長助の女房』と読み進む。 『お吉の茶碗』は「池の端七軒町」がもう……。素直じゃない性格と失恋の傷心と仕事のストレスが重なってイライラするあまり祖母に優しくできない孫娘の話なのだ…

近況

自宅パソコンの調子が悪くOSを再インストールするはめに。が、ますます不調みたい。ソフトを使っているとすぐ落ちる。どうしよう。いろんなデータも消えたかもしれない。 体の不調のほうはようやく咳と鼻水も止まりかけ、食べ物の味が分かるようになってき…

大海赫

おおうみ・あかし。児童書界で静かな話題になっているお方だ。子どもの頃に読んでその強烈な作風が忘れられないという人も多いらしい。私とはこれまで縁がなかったが、長く絶版になっていた作品群がこのたびブッキングから復刊されたので読んでみた。 『ドコ…

読了本

『沈夫人の料理人 1−2』深巳琳子(小学館ビッグコミックス)。 時にほのぼの、時にピリ辛。まるで中華料理のように奥の深いコメディである。なんたって奥様のキャラがいい。意地悪で無邪気で恐いものなしで可愛いくて欲望に忠実なのだ。 明代中国、若く美…

「あ〜ん」を好きな漫画で埋める

はてなダイアリークラブの『「あ〜ん」を好きな漫画で埋める』に参加。 あ:蒼のマハラジャ/神坂智子 い:1スウの銅貨/筒井百々子 う:うしおととら/藤田和日郎 え:エマ/森薫 お:鬼斬り十蔵/せがわまさき か:怪・力・乱・神クワン/志水アキ き:金…

読了本

『海より生まれし娘 上下』ダイアナ・マーセラス/関口幸男訳(ハヤカワ文庫、2004)。シリーズ第1作。うーむ、メロドラマ・ファンタジー。メロドラマは嫌いじゃないけどこれは昼メロっぽいというかレディースコミックのりというか……。ベッドシーンには辟易…

読了本

『バーバーハーバー 5』小池田マヤ(講談社ワイドKCモーニング)。 帯に「ロンドン←→大阪 超遠距離恋愛中!」と書いてあって驚く。いつのまにそんなことに。しかし前巻とは打って変わってラブラブなふたり、やはりこうでなくては。息子のハゲを直そうと一…

購入本

梅サワー用の梅酒びんと氷砂糖を買うついでに本屋へ寄り、怪談専門誌『幽』創刊号、「趣味の園芸」7月号、大田垣晴子編集「O」vol.4、『「御宿かわせみ」読本』、コミックス数点を買う。 かわせみ読本を読み始める。平岩さんがインタビューで「やっぱりご…

読了本

『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩(角川書店、2004)。 『家守綺譚』の姉妹編のようなつもりで読み始める。舞台こそ違えど時代は同じで、まあ繋がる話ではあったのだが、どちらかといえば『春になったら苺を摘みに』のご先祖のようなものではないかと思っ…

夏風邪

本格的に風邪をひいた。発熱して一晩寝込む。 その前後の半病人期間を含め、他に出来る事もないので文庫版「動物のお医者さん」と「御宿かわせみ」シリーズを読み倒した。文庫は仰向けに寝たまま読めるから便利だ。「動物のお医者さん」は何度読んでも面白い…

読了本

『水鏡綺譚』近藤ようこ(青林工藝舎)。 待望の新装完全版。足をくじいて原画展&サイン本を買いに行けなかった。のでアマゾンに注文したらたちまち品切れの連絡が。ようやく送ってきたのはもう第2刷になっていた。売れてるのかな、だったら嬉しいな。上下…

得るものと失うもの

本格的に風邪っぴき。

読了本

『御宿かわせみ 新装版』平岩弓枝(文春文庫、2004)。 ちょうど文庫の新装版が出始めたのでシリーズのはじめから読み返す。ひゃあ、キャラの言動が若い若い。そもそも執筆されたのが30年近く前なのだもの、平岩さんの筆もどういうムードにするのか決めかね…

夏風邪

眠れないくらいセキがひどいので龍角散の御世話になっている。トローチより他の咳止め薬より、祖母に教えてもらったこれがいちばん効く。ような気がする。とにかくお気に入り。味も好き。 梅酒にも咳止め効果があるそうだ。休肝日にするつもりだったけど、少…

読了本・青年マンガ

『怪・力・乱・神クワン 3』志水アキ(メディアファクトリー)。 うーわー、金ごう島だ! ひげー(って名前なのか?)が愉快。ダキと遊糸の関係はさらに深刻に。なぜそこで情けをかけるんだ襄楷。蝶を飛び立たせてやってよ……。 『サトラレ 6』佐藤マコト(…

読了本・少女マンガ

『犬童医院繁盛記 1・2』TONO(朝日ソノラマ)。 単行本初収録作品入りで文庫化した傑作コメディ。カラーがパソコン着色だと雰囲気違うなあ。ポップな印象。内容は2巻のほうがいい感じ。毒の入り具合が洗練されている。千冬&千夏が登場したせいだろうか…

夢路を行く

夢路行全集、ついに一賽舎・スタジオDNAより刊行開始。Zero-sumコミックスで全25巻。第1回配本は3冊、カバー絵をはじめ描きおろしイラストや自作解説もたくさんあるのが嬉しい。 『緑野 夢路行全集1』 初期はSFの人だったのか。萩尾望都や筒井百々子な…

マンガ天国

コミックス読書メモをまとめ書き。

芋掘り

先週の土曜日、だいぶ葉も枯れかけてきていた袋栽培のジャガイモを堀りあげた。梅雨の晴れ間を待ちかねて敢行したものの……何で今週はこんなにいいお天気が続くのだ?! 天気予報のうそつき〜。こんなことならまだ掘るんじゃなかった。もう1週間ほど置いてお…

読了本

『チャリング・クロス街84番地』ヘレーン・ハンフ編著/江藤淳訳(中公文庫、1984)。 現代作家のベストセラーや新刊書が大嫌いと公言し古典しか本と認めない読書家のアメリカ人女性と、ロマンスグレーとおぼしきイギリス人古書店員の間でかわされた往復書…

サッサー

先週、職場のパソコンがウイルスに感染した。 5台ある共用マシンのメンテナンスを誰もやらないから(ひどすぎ)仕方なく私がめんどうをみている。だがOSがバラバラなのと仕事の片手間にやっているのと知識不足とでどうしても行き届かない部分が出て来る。で…

読了本

『横浜慕情 御宿かわせみ』平岩弓枝(文藝春秋、2000)。 このところ若年層の不可解な犯罪が相次いでいるけれど、きっと昔からこういうことはあったんだろう。現代の病理として原因を突き止めようと躍起になるほどに真実からは遠ざかるような気もする。理解…

読了本

『江戸の精霊流し 御宿かわせみ』平岩弓枝(文藝春秋、2003)。 好きなシリーズなのに、ちょっと追っかけるのをサボっていたらどこまで読んだか分からなくなってしまった。というわけで新しいほうからさかのぼっていくことにする。うーん、4,5冊読んでな…