読了本・コミックス

のだめカンタービレ(12) (KC KISS)
のだめカンタービレ 12』二ノ宮知子講談社コミックスKiss、2005)。
パリでキレて千秋さえ袖にするのだめ。そしてくろきん登場でさらにモテモテなのだめ。ギャグのテンションも落ち着いて、だいぶ本格的な音楽マンガになってきたような気がする。もっとはちゃめちゃなほうが面白いのに……と内心思う。のだめは将来どうなるんだろう、世界を股にかけるピアニストになったのだめって想像できないのだが。変人らしい途方もないエンディングを期待。千秋には普通に世界的な指揮者になってほしいけど。

砂の下の夢 1 (プリンセスコミックスデラックス)
『砂の下の夢 1』TONO秋田書店プリンセスコミックスデラックス、2005)。
死人の魂を使って砂漠にオアシスを作る謎の一族の物語。TONOさんお得意のエグくてリリカルな中近東ふうファンタジーだ。「パディのオアシス」と「赤い鳥のオアシス」にうっかり泣きそうになった。チャリティの謎の解明のためにもちゃんと続巻が出ますように。あとそれから波津せんせい、TONOさんのためにラクダの資料を提供してくださってありがとう……(切実)。

結界師 (7) (少年サンデーコミックス)
結界師 7』田辺イエロウ小学館少年サンデーコミックス、2005)。
うーん、墨守兄は汚れ役を自らかって出た「実はいいヤツ」なのか? 時音の友人が良守の気持ちに気づくシーンが何だかホロリと来た。良守がガキじゃなくなる日……そんな日がいつか来るんだろうか。人間になれてはしゃぐ妖がシュールで面白かったが、今後は鬱な展開になりそうな感じ。

拝み屋横丁顛末記 (4) (ZERO-SUM COMICS)
拝み屋横丁顛末記 4』宮本福助一迅社、2005)。
このシリーズはだんだん面白くなってきた。いっぺんキャラが立つとストーリーも勝手に走り出すんだろうな。幽霊屋敷や胡乱なサンタ、サーカスの顛末もいいが、白眉はなんといってもエンジェルさんだろう。名前にそぐわないあまりの濃ゆさに笑いを堪えるのが大変でした。