読了本・コミックス

ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)
ハヤテのごとく! 1』畑健二郎小学館少年サンデーコミックス、2005)。
借金のカタに売られるところを拾われ執事になった少年と、愛を告白されたと思い込んでいる大富豪のお嬢さま、淑やかで有能で美人なメイドさん、変態執事長、しゃべる虎などなどが繰り広げるギャグコメディ。テンポが良くてさくさく読める。幼いナギが家族と暮らしていない事情や実は苦労してきたらしいマリアの過去も知りたいが、いちばん気になるのは何かというと名前の出てくる前任執事の姫神君だ。サプライズは用意されているのかな?

舞姫 7―テレプシコーラ (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
舞姫 テレプシコーラ 7』山岸凉子メディアファクトリー、2005)。
空美の名前が久しぶりに出てきたが再登場の予定はあるのだろうか。六花ちゃんもずいぶんしっかりしてきたなあ。「眠れる森の美女」に登場する魔女カラボスをセルフプロデュースで踊るところなんか将来有望・前途洋洋って感じだ。六花の振り付けで千花が踊るのはホントに理想的でぜひ実現してほしいけれど、何だか雲行きが怪しくなってきた。美しいバレエの世界も裏側では人間関係のドロドロと無縁ではないらしい。しかも山岸凉子が描くんだものね。ううっ、怖い……。

幻想水滸伝3 8―運命の継承者 (MFコミックス)
幻想水滸伝 運命の継承者 8』志水アキメディアファクトリー、2005)。
ええっ、あと2巻で終わりなのか。ようやく宿星が勢ぞろいして序章が終わるってあたりだと思うんだが、マンガ版はここでひとまず幕、あとはゲームでどうぞってことなの? うーん、ゲームやらない身としてはすごく残念。それとも怒涛のごとき勢いで本来のエンディングになだれ込むんだろうか。いちばん好きなビュッデヒュッケ城のトーマスにはまだ何か役割があるみたいなので楽しみだ。

TONOちゃんのしましまえぶりでぃ (1) (眠れぬ夜の奇妙なコミックス)
TONOちゃんのしましまえぶりでぃ 1』TONO朝日ソノラマ、2005)。
うぐいす姉妹の合作からTONOさんが独立。ちょっと嬉しい……みつるさんにはみつるさんの味がありますが。構ってほしくて誘い受け(用法違う)なしっぽちゃんにめっちゃ笑った。うちの犬と同じだ。

電車男~ネット発、各駅停車のラブ・ストーリー~ 1 (ヤングサンデーコミックス)
電車男 1』原秀則小学館ヤングサンデーコミックス、2005)。
おお、なかなか巧くコミック化されてる。さすがに原さんは芸達者だ。漫画としてちゃんと面白い。電車やエルメスのキャラにも違和感ないし、秋葉ちゃん→イケメンへの変身にも説得力あるし。でもエルメスが時々メーテル風だね。カップのブランド判明シーンはやっぱりイイ。燃える。次巻でのエルメス友人が楽しみだ。電車を応援する名無しさんたちのメンツはほぼ固定してるけど、たぶんどんどん住人も増えていくんだろうな。

ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)
『ぴっぴら帳 完結編』こうの史代双葉社、2004)。
完結編って完全版の意味じゃなかったのか。いきなり「その30」から始まってて驚いた。1巻も買わなきゃ。『夕凪の街 桜の国』から入ったから、こんなに笑える話だとは思ってなくて二重にびっくり。マイペースなセキセイインコのぴっぴらさん、ナルシストなジャンボセキセイのジャンボ、歌を忘れたカナリヤかな子さん、あやしい魅力のちっちら母さん。そしてその飼い主たちのまったりした日常を描いた鳥マンガ。あーなんて面白いんだろ。「宝物のような日々」をのんびり過ごすキミ子さんのキャラがいいなあ。