ファンタ自慰

本の雑誌』11月号の特集は「泣く子も黙るファンタジー」。
あー、またか。風間賢二が例のごとくハリポタとハリポタ読者を攻撃してる。彼はハリポタがからむといつもこれだ。不愉快なんでどうにかしてほしい。何を読もうと読者の自由だし、作品批判ならまだしも読者を嘲弄するのは書評家の仕事じゃないだろうに。最近の作品の9割がクズとまで言っているが本当に読んでいるのだろうか? 「マイベスト20」としてあげたものも絶版のオンパレード。これからファンタジーを読もうという読者を遠ざけ間口を狭めているだけという気がする。風間さんは優越感に浸れてさぞかし気持ちがいいだろうけれど、見下されたうえ使えないリストをありがたがるほど私も暇ではない。同じ意味で「魔法のハローワーク」のオチもいいかげんにせえ! と思った。ファンタジーかどうか以前に面白くないのが確実と分からなかったのは座談会の出席者だけなのでは。あるいは読者を見くびっている? 皮肉のつもり? そんな中で最も読み応えのあったのが「読者イチ押しのファンタジー」コーナー、って書評誌としてどうなんだろ。
 今月の本の雑誌
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