「タンダの山菜鍋」を食う

なまくらどもの記録のおむらさんが記事をアップされているバルサの食卓 (新潮文庫)の「タンダ鍋」、ご相伴にあずかってきました!


スペアリブはおむらさんがあらかじめ塩漬け&煮込んでおいてくれていたので、当日はまずゴチメンバーでサブ具材となるべき野菜を買いにスーパーへ行きました。きのこは舞茸、しめじ、えのきをチョイス。というかあまり選択肢がなかった。えのきとエリンギどちらを選ぶか悩んだのですが、相談の結果「エリンギはタンダらしくない」と判定され外すことに。あればおうぎ茸とかやまぶしたけとかマツタケとか色々増やすのも楽しいと思います。秋の山菜といえばやっぱりキノコですからねえ。
春なら本のレシピどおりぜんまい、わらび、姫竹もいいのですが、今この時期は水煮パックしかなく、しかも高かった(国産品は特に)ので今回はゼンマイのみ入れることにし、タケノコが見送られた代わりに豆もやしが選ばれました。豆の部分が筍の歯ごたえを演出してくれることを期待して。結果的にこのゼンマイと豆もやしはたいへん良い仕事をしてましたので、いま作るなら投入オススメです。あとは白菜、玉葱、ゴボウが入りました。ねぎはおむらさんが苦手ということでパス。しかし玉ねぎはヘイキなのに長ねぎはダメなのか……謎だぜ。
欲張ってしょうゆ味とみそ味の両方を作り、食べ比べてみますと、しょうゆ味は普通にしみじみとうまい鍋。ほろっと柔らかく煮えた骨付き肉が野趣あふるる感じを醸しだしていて良いです。みそ味は……これを考えた人は神ですな(笑)。途中で味見したとき「なんかあまり生姜がきいてないね」とさらに足したため出来上がりはかなりインパクトのあるショウガ風味だったのですが、そこがよかった。みりんや砂糖がけっこう入ります。驚くくらい。でもこの甘みが美味さのもとでもあるんですね。寒い時期にはほんとに嬉しい味でした。辛みぬきで作って、好みで七味唐辛子をふればお子さんが一緒でも食べられると思います。
今回はピーナッツバターが手に入らず(seedsがピーナッツ専門店に行くも置いてなく、代わりにバターピーナッツを買って来てくれたので、これはおやつと相成りました)練りごまで代用しましたが、こっくりした味になって美味しかった。クルミをすって加えたりしてもいいかもですね。材料をそろえてまたチャレンジしたいなあ! 我が家には肉の苦手な家族がいるので、牡蠣と豆腐でみそ味鍋をつくれないかとただいま思案中。殻つきエビでも入れて出汁をとるか……? タンダ、海鮮鍋も作っておいてくれればよかったのに(^^;。