読了本

ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇 (角川文庫)

ひとり吹奏楽部　ハルチカ番外篇／初野晴
ハルタとチカ以外のキャラに焦点をあてた連作短編集。かつてバラバラだった部員たちの関係が深まっていく様が、思わずニヤニヤしてしまうほど楽しい。「巡るピクトグラム」はネタが割れて肩すかし、かと思いきや50年の歴史はさすがに重みがあり面白かった。駄菓子屋での一幕も、この先が楽しみだしね。カイユは鬼平から名づけるのやめれ（笑）。表題作はちょっと泣けた……。卒業後も入れ込むほどの何かが吹奏楽部にはあるのだろう。