読了本
- 作者: 青崎有吾
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: 単行本
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高校生探偵〈裏染天馬〉シリーズ4作目。でかくて分厚い本をレンガ本と呼んだり、凶器になるなと冗談を言ったりすることはよくあるものの、ホントに凶器とした作品は割と珍しい……かな? それが函入り『人間臨終図巻』というのはハマりすぎだが、世の中にはもっと重くて硬い本はごろごろしているので(洋書の専門書とか)華奢すぎないか?と思ってしまった。今回もおたくネタはうすら寒いほど冴えてたし、本ネタや終盤の謎解きも楽しめたが、動機だけがピンとこなかった。もっと書き込んでおくべきだったのかもだけど、それじゃバレやすくなるしねえ。魔が差したのかなとか、実はファンだったのかなとか脳内で補完はしたけども。にしても裏染の秘密はどこまで引っ張るんだろう。