読了本

仮面の貴族2 (道化の使命) (創元推理文庫)

仮面の貴族2 (道化の使命) (創元推理文庫)

仮面の貴族3 (道化の使命) (創元推理文庫)

仮面の貴族3 (道化の使命) (創元推理文庫)

仮面の貴族 2・3 〈道化の使命〉/ロビン・ホブ著、鍛治靖子訳
第2部、完。なんかもう、年末に一気呵成に読破しちゃったよ。面白すぎる。でも今回はかなりしんどかったなあ、フィッツの味方だった人たちが次々とそっぽ向いて、孤独に苛まれるなか重荷を背負わされ続けて。まさに〈犠牲〉。特に道化といつまでも仲たがいしてるのが辛かった。以前ならナイトアイズだけはずっとそばにいてくれたのにな……。でも最終的にはシックとすら繋がったからね、耐えた甲斐はあった。冬は必ず春となる、のか? 最終章でネトルはどうなる? フィッツの予言の人って道化なのかなぁ……いまだに性別不明な感じ(ランドリのアンちゃん並みに)。

法医昆虫学捜査官/川瀬七緒
1作目の文庫版を再読。サブタイついてたほうが分かりやすいのに、なんで取っちゃったんだろ。なにはともあれこのシリーズ、やっぱり面白い。冒頭からかなりグロいが、ずっと読んできたから心の準備と耐性ができている(笑)。岩楯と赤堀の間にかよった心のときめきは、このあと特に言及ないままだけど一時の気の迷いってことにしちゃうのかね? たしか岩楯は魔女鍋の奥さんとは離婚したんだから、次の5作目あたりで進展があってもよいのになぁ。ていうか4作目で何かあると思ったのになぁ。

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常/三上延
今回も面白かった。ラノベらしい萌え要素がありつつ、文章がしっとり落ち着いた雰囲気なのがいい。鎌倉案内と古書うんちくも楽しい。にしてもこのシリーズ、読む前はもっとほっこり系なのかと思っていたけど、けっこうサスペンスフルだよね。特に栞子さんの母が謎すぎる。ほんとうに栞子さんが考えているような人だったんだろうか……?