読了本

ログ・ホライズン 7 供贄の黄金
ログ・ホライズン 8 雲雀たちの羽ばたき/橙乃ままれ著、ハラカズヒロ
7巻はずいぶんと重くて胸の痛い展開。“死”が冒険者たちにもたらす影響はなかなかに大きかった。凹んでしまうのもむべなるかな。一方で、もといた世界が垣間見れるという甘美な毒も仕込んであるらしい。冒険者たちの死と蘇生をコントロールしている〈誰か〉はいったい何が目的なのか? にしてもレイドボスが3体同時に出てきたシーンは読んでるこちらも「そんなんありか……」と血の気が引いた。8巻はうって変わって明るい雰囲気。少年少女たちは壁にぶちあたっても前向きでいられるパワーを持っている。ところでシロ2って、イラスト見てもメガネ意外ーと思ったくらいでぜんぜん気づいてなかったんだけど、〈静かの海〉にいるはずのサブキャラか! なんでそれがこんなところをほっつき歩いているのか。ここんとこミノリが中学生らしからぬ落ち着きを備え始めていて、ハラさんのエンドカード(っていうのか?)も可愛くて、どちらかといえばアカツキ派だったのに揺らいでしまうわぁ……シロエの果報者め。