読了本

猫弁と魔女裁判

猫弁と魔女裁判

猫弁と魔女裁判大山淳子
シリーズ5作目にして完結巻。今回はいろいろ泣かされた。もともと動物ものには弱いし、お酒が入っていたせいもあるんだけど、もうボロ泣き。ところどころグッとくるシーンがあるんだよなぁ。おじょうさんをくださいのところとか。テヌーがまぼろしを見るところとか。しかし百瀬はほんとヒドイ……悪気は一切ないとはいえ。周囲の人間に恵まれて、助けられて何とかなってる。でもそれは幸運なんじゃなくて、本人の努力のおかげというのがちゃんと描かれてるのがいい。ただあの被害者とその家族・友人の気持ちを思うと、妥当なオチなのかどうか少し悩む。そこらへんも含め、もうちょっと先の話も番外編とかで読みたいなぁ!