読了本

妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)

妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)

妖怪探偵・百目 1 朱塗の街/上田早夕里
近未来ハードボイルドSF。妖怪と人間があやうい均衡で共存する〈真朱の街〉で探偵業をいとなむ妖艶な美女・百目の真の姿は、すべてを見通す妖怪“百目鬼”だ。機械には弱いので人間の助手・相良を雇っているが、何かと手を貸す代わりに報酬として寿命をいただくのだった……。壮大な世界観の序盤ですといわんばかりにいくつもの謎が残されていて、この巻だけだと話のぶったぎり感が半端ないのだが、「皓歯」「炎風」は短編としてもなかなか面白かった。続きはいつ出るのかな?