読了本
- 作者: 丸山天寿
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: 文庫
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秦時代の琅邪を舞台にした歴史ミステリ、シリーズ2作目。虎がらみの事件が次から次へと発生し、いったい何が起こっているんだと目が回るようだったが、ラストで綺麗にもつれた糸がほどける。さすがは無心先生、韓の張良ってあの張良だよね……。そこへ徐福が絡んでいるのだから、伝奇ものとしても今後の展開が楽しみ。人に化ける虎とか、呪いとかいった“非科学的なこと”が素直に信じられ、なおかつ真実味があるのは古代中国ならでは。それにしてもワンコの呉多はかわいかった。