読了本

来春まで お鳥見女房

来春まで お鳥見女房

来春まで お鳥見女房/諸田玲子
御宿かわせみ〉が低調ないま、いちばん楽しみにしている市井もの時代小説シリーズといっても過言ではない。しかし表紙に見るごとく、結婚やら出産やら居候やらで家族がどんどん増えていくのでもはや覚えきれない。〈お鳥見女房〉は時代小説界の〈東京バンドワゴン〉や〜! 今回はしゃぼん玉売りの藤助がクローズアップされていて嬉しかった。また会えますように。 

まみこ的日本旅行―鉄旅編―

まみこ的日本旅行―鉄旅編―

まみこ的日本旅行 鉄旅編/阿部真美子
アラフォーでこのバイタリティはすごい。鉄旅編とあるように、鉄道に乗りまくることを至上とする旅のスケジュールはウルトラハードのひとこと。列車に乗り続けることによる疲労は列車に乗ることで癒す的な筋金入りのテツ子さんなのだ。フリーきっぷを使い倒す「KANSAI乗り鉄旅」が特に凄かった。ここまでやるかと。趣味を追及するいっぽうで、他人に対してはやや狭量だなあと感じる部分もあった。