読了本

男子ごはんの本 その5

男子ごはんの本 その5

男子ごはんの本 その5/国分太一、ケンタロウ、栗原心平
レシピって個性が出るもんなんだなあとあらためて思う。心平ちゃんの料理は、ケンタロウさんのとぜんぜん違う。好みかどうかでいったらケンタロウさんのより好みだ。でもケンタロウさんの料理のほうがだんぜん華がある。ただ、ラストの対談はしみじみ良かった。心平ちゃんがこれから自分の方向性を確立してユニークな魅力を放つ料理研究家になってくれればいいと思う。男子ごはんも、そろそろケンタロウさんを卒業してもいい頃かもしれない。

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)

眼球堂の殺人 The Book/周木律
シリーズ1作目。だからさー、こういういかにも怪しげな建物に招待されたからってノコノコ出かけて行っちゃアカンのよ、人を殺すための仕掛けがあるに決まってるんだから! それにしても奪命システム構築に熱中して大枚はたく人ってなんなの……その金で武器買ったほうが早いと思うしまだ理解できるんだけど、それじゃ面白くないってか。美学にそぐわないってか。館もののこういうところが苦手だな、ハウばっかりでホワイが置き去り。でも続きが出たら多分読む。十和田先生はなかなかよかった。