読了本
- 作者: 小路幸也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/02
- メディア: 単行本
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ほんわかメルヘンと思わせておいて実はダークファンタジー? それどころかホラー? もしかしてSF? とわくわくしながらページを繰ったが、なんか終盤は怒涛の展開だったなあ。もっとブラックなオチのほうが好みだったけど(ヤツが行方知れずなのは結構コワい)、小路さんだからそういうふうにはしないかな。和名のキングサリ(金鎖)じゃなくてキングサリーなのは、あくまで架空の植物ですよということか。ちなみに有毒らしいので口にしないほうがよさそう。
- 作者: 津原泰水
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 単行本
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続編。澪って前作からこんなに雑でガチャガチャした性格だったっけ? 人形教室のくだりとか、素直に反省してはいたけれど。まあ憎めない人ではある。「失礼を云ってはあとで謝る、あんたの行動パターンにもいいかげん慣れてきた」と言った束前にうんうんと頷いてしまった。束前も口は悪いけど憎めない。香山さんとはどうなるかな? 巻末の人形たちの罵り合いには笑ってしまった。これ、シリーズ化するといいな。小豆島帰りの冨永くんに期待。