読了本

おいしいご当地スーパーマーケット 47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん

おいしいご当地スーパーマーケット 47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん

おいしいご当地スーパーマーケット 47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん/森井ユカ
1)その県で産まれたスーパーへ行き 2)その県の会社が製造・販売しているものの中から 3)親しみを感じる、愛らしい佇まいの食品を選ぶ というコンセプトの本。おもにパッケージ重視、それがレトロかつチープであるほど喜ぶ作者の感性はけっこう楽しい。商品に寄せたコメントは小さな字でぎっしりみっしり、カラー写真も満載でとても読みごたえがあった。しかしだね、わが埼玉の項になんでココナツサブレ? そこはやっぱり五家宝でしょう! 秩父カラーが強めなうえに品数もちょっと少な目でさみしい。埼玉には他にもいいローカル商品がいっぱいあるので、個人的に補完したいような気分だ。旅人の森井さん視点と、地元民の視点ではやはりズレは出ると思う。そのズレも面白さのうちではあるんだけどね。

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学
文庫化したので再読。細かい記述はすっかり忘れてていちいち新鮮でござる……あれっ、かのこちゃんのお父さんってもしかして『鹿男』だったりするのか? 万城目さんはとあるイベントで「わざとちゃんと書いてない」と答えたようだ。うーん、いろいろ想像がふくらむなぁ。お母さんは堀田イトじゃないっぽい……よなあ? 玄三郎にはやっぱり泣かされた。なんで最初はちくまプリマー新書に入ったのかは解説に詳しい。そういう経緯だったのか。