読了本
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ながーいよ! でもここまでしっかりと大河ドラマ並みに群像劇やるならこれだけの長さ厚さは確かに必要だし、最後まで腰くだけにならない作者の強靭なまでのねばり腰にはホント驚かされたし、何よりめちゃめちゃ面白かったんでしゃーない。スーパー中学生どんとこい! ダークホース神原君の正体は作中でも皆うすうす察していたんだけど、期待は裏切られなかった。なんだか三島屋おちかの語る百物語みたいな迫力だった。それが陪審員たちによって読み解かれて、下された判決には文句のつけようがなくて。張りまくった伏線も使い切って、読後には心地よい疲労感が残った。タイトルだけちょっとピンと来ない……後で調べよう。キャラでは廷吏のヤマシンがとくに楽しかった。