読了本

私はフーイー 沖縄怪談短篇集/恒川光太郎
沖縄を舞台にした短編集。でもそれほど沖縄感は前面にでてきてない。なんだろう、熱気とか湿度が足りないのかな。やけに淡々としてて。あと、怖いというより厭な雰囲気ですな。イヤホラー。これは熱気と湿度に由来してるかも。「クームン」もよかったが表題作がいちばん面白かった。でもラストがぶつっと切れる感じで夢から覚めたように目をぱちくりさせてしまったよ。恒川さん、『風の古道』みたいなのはもう書かないのかなー。