読了本
- 作者: マーティン・ウォーカー,山田久美子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
フランスの片田舎を舞台にしたシリーズ第二弾。ミステリとしてはちょっと微妙だったが、コージーものとしてはすごく面白い! L・T・フォークスのピザマンシリーズなんかと共に「メンズコージー」としてジャンルを確立してもいいのでは? って欧米ではもうされてたり? 手芸の代わりに大工仕事、手料理はバーベキューにジビエ。地域社会に溶け込んだ暮らしぶり、酒を飲みながらの友人たちとのおしゃべり、すてきな女性たちとのロマンス。ブルーノは犬飼ってるところがポイント高いね。ジジに気に入られてるから容疑者でも一目置くとか。
今回はブドウ踏みと山鴫カリカリのシーンがとくに印象的だった。あー、サンドニいいわぁ。しかしイザベルとパメラでは、どう考えたってパメラだよなあ。イザベルと別れるのは辛い、けどサンドニを離れるのはもっと辛かろう。ところでいまバセットハウンドをぐぐってみたのだけど、思わず笑ってしまった。ジジってばこれだったか! もっと猟犬らしいすっきりした犬でイメージしてたよ。ブルーノの足元にこれがいたかと思うと、これまでのシーンの印象もずいぶんコミカルなものに変わりそう。