読了本
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/27
- メディア: 単行本
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んも〜めちゃめちゃもったいぶるな〜! だから敦子はどうなったんだよ〜! でもたぶんこういう書き方なら……とスレたことを考えつつ気を揉んでいたら、やっぱり思ったようにはなったんだけど、そこは道尾さんだけにひねった展開にしてあって、なかなか面白かった。でもあんまり道尾さんらしくないなあという気はした(もっと後味悪く終わるかと思った。主人公もいい子だし)。ただ祖母の過去のくだりは、ああ道尾さんらしいなあと。あそこは道尾フィールドがぶわっと立ち上がってたと思う。
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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連作ジュブナイル。タイムマシン繋がりかと思ってたらまさかの朋彦つながり。2話目、“武宮”キター! 3話目、“海野”キター! と盛り上がってしまった。表題作もよかったが、「世界で一番美しい宝石」がけっこう意外性のある展開、かつインパクトがあって好きだった。ジュブナイルだからかいつもの痛い感じは薄いが、新聞部の三根なんかはいい毒だった。こいつを映画同好会のメンバーが三者三様にこきおろすくだりが痛快。面白かったので若美谷中学ものとしてシリーズ化してほしい。