読了本
『ドゥームズデイ・ブック』『犬は勘定に入れません』に続くタイムトラベルシリーズの第３長編、の前半。新書製本の限界に挑戦するかのようなこの分厚さで前編ってどんだけ。読んでも読んでも終わらないよー！ でもめちゃめちゃ面白かった。場面が行ったり来たりするので把握が大変ではあったが……読んでる間はもう頭の中がすっかり第二次大戦下のイギリスで、なかばそちらに身を置いてるような気分になってた（日本の戦中とはずいぶん雰囲気が違う感じ）。あー、再読したい。そんでシリーズ前作も再読したい。今年の年末年始はウィリス漬けになるのもよいかもだ。しかしいったい“ネット”に何があったのか。これはタイムトラベルなのに、と史学生たちも幾度となく考えるんだけど、ほんと謎。ダンワージー先生は何をやってるのか？ 最後の章はいったい誰の視点？ コリンかなぁ。マージョリーのことがあるからコマンダーも……だったらいいのになぁ。ふ〜、後編が来年４月とか、待ちきれないよ。ともあれ大森さんはくれぐれもお体に気を付けて、なるべく早く訳してくださいお願いしますっ！！
