読了本

千年鬼

千年鬼

千年鬼/西條奈加
軽めの時代ファンタジー。「民」が話の根っこであることは1話目から織り込まれていたんだけど、実際に出てきたのが5話目なので、ちょっと焦点がぼやけた感じ。黒鬼でなくても「これだけかよ……」と言いたくなる天女の処置といい、今度は小鬼のために千年を費やす気の民といい、なんともぼんやり切ないオチ。鬼姫と隆国のSM主従がけっこう印象的だった。あんたらこれからもそんな関係?