読了本
- 作者: 大崎梢
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2012/06/06
- メディア: 単行本
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プリティが多すぎると同じく千石社の編集者を主人公にしたお仕事もの、なのにぜんぜん雰囲気が違ってて、なおかつ面白かった。「プリティ」がコミカルな帯ドラテイストなら、こちらは地味ながら人間描写で魅せる邦画って感じで読みごたえがあった。大崎さん、なんか化けたなぁ。彰彦の熱意に巻き込まれるように周囲の人々が手助けしてしまうのはある意味ファンタジーではあるけど、胸の熱くなる展開ではあるよね。にしても王子……(笑)。本の小ネタがいろいろ盛り込んであるのも楽しかった。これがポプラ社刊でプリティが文藝春秋なのか。逆だったらコレ直木賞候補になってそーな。