読了本

プリティが多すぎる

プリティが多すぎる

プリティが多すぎる/大崎梢
お仕事もの。硬派の週刊誌からティーンズ誌担当になった若手編集者の悲哀。すっごく面白かった。いちおうこれも出版業界が舞台ではあるけど、大崎さんて以外と引き出しの多い人だったんだなあと今更ながら思った。あるいは(エラそうだけど)人間の幅の広い人、というか。南吉くんが表紙から受ける印象ほどドジでか弱くて使えない子じゃなく、失敗を自力で挽回できるくらいにはクレバーで誠実で粘り強くて社会性のあるキャラなのがよかった。これこのままドラマの原作に使えそうじゃない? そしたら大崎さんの(世間的な)出世作になりそう。ともあれ私は続編が読みたいなぁ!