読了本
- 作者: 岩井恭平
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/25
- メディア: 文庫
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映画のノベライズ。今夜TV放映があるので予習をかねて。解説の大森さんも言うようにノベライズにありがちな不自然さがなく、なかなか面白かった。もっとオリジナル解釈やアレンジで行間埋めてっちゃってもよかった気はするけどね。エピローグの甘酸っぱいじれったさはよかった。しかし2009年に映画が公開されてから今に至るまでの間に、なんか現実が小説に追いついてしまったなぁ……。ともあれ今夜が楽しみです。
追記。ほぼ映画の展開をそのままなぞっているようで、ナツキの心の変遷などキャラクターの心情はけっこう細やかに書き込まれてたんだなとあらためて感心。ラストも小説版のほうが好きだな。甲子園のくだりは放映では全カットだったのか。シンクロ率の高さが面白かったのにもったいない。ところで「あらわし」ってずっと「顕し」かと思ってたんだけど、もしや「荒鷲」!? と一晩たってようやく気づいたわ。