読了本
- 作者: 越谷オサム
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
男子中学生3人が修学旅行先でプチ冒険。大人になりかけの頃の甘酸っぱさ、もどかしさ、いたらなさがこれでもかと盛り込まれてて、なかなか面白かった。まぁ中坊ならこんなもんだよね〜。道頓堀の路地裏でピンチに陥った3人組、でもきっとデコ傷のおっちゃんが助けに来てくれる! とハラハラしつつ待っていたら、想像の斜め上を行くすんごい登場の仕方で笑ってしまった。“七三分けの銀ちゃん”が後日譚に出てこなかったのは残念だけど、3人のうちの誰かの将来が彼の影響受けちゃってたらちょっとマズそうだから、あえて外したのかもなぁ。
- 作者: 富樫倫太郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2012/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
火付盗賊改の型破りなお頭・中山伊織の活躍を描いた時代もの。盗っ人を捕らえるためには手段を選ばず、悪事を吐かせるためなら拷問も躊躇しない、その苛烈さゆえ内外に敵が多く評判も悪いのだが、実は人情家で涙もろかったりする。子どもには優しいところを部下に見られてきまり悪がるくだりはおかしかった。オチがつかなかったのであれっと思ったのだが、これって今も連載中なのかな? ハードカバーの割に何だか妙に軽めの読み応えではあった。