読了本

ゴーストハント1　旧校舎怪談 (幽BOOKS)

ゴーストハント　１　旧校舎怪談／小野不由美
いま忙しくて自分の時間がまったく持てない状態なのだが、ちょっとキレそうになってきたので２時間だけ戦線離脱して引きこもり、これ読んでたら落ち着きました。やっぱ逃避って大事。あと本ってすごい。あっちゅーまに別世界に行ける「どこでもドア」であり、盤の隅っこに追い詰められた駒が逃げだせる「二枚目の盤」でもあるんだもん。人間のもっとも偉大なる発明品だ。読むのに電気使わないから節電にもなるし（笑）。
さてリライト版。文庫の形でないのとイラストがついてないのとにときどき違和感ありつつも（旧版がカラダにしみこんでるからねぇ）やっぱり面白かった！　いや〜いろいろ仕込まれてますなぁ、とニヤニヤ。麻衣ちゃんのボキャブラリがあんまり今どきじゃないけど、時代設定いつにしたんだろ。終盤に新しく追加されていた麻衣の恐怖体験は真夜中に読んでたので怖かったが、恐怖体験がつくられる仕組みについてのぼーさんの説明とか、頭では納得できない怖さを理解してくれる綾子の言葉とか、そういう部分も含めての「書き足し」なのが痒いところに手が届くようでとてもよかった。さすが小野さんだね。
でも１巻目は小手調べだもんな〜。今回は心霊現象じゃなかったんだよな〜。ふっふっふ……ふふふふふ！　続巻ではどうなっているのかめちゃくちゃ楽しみ！！