読了本・コミックス

きのう何食べた?(4) (モーニング KC)

きのう何食べた?(4) (モーニング KC)

きのう何食べた? 4/よしながふみ
シロさんホンッッッッッとにマメだなぁ。でもヨシくんのような“玄人はだし”ではなくて、めんつゆとか顆粒ダシとか使っちゃう“家庭のおかず”なところが読んでて肩が凝らなくていい。一緒に食べる人がいるからそれなりに献立を考えるんだというところにもウンウンと頷いてしまう。ごく普通の“料理する人”の日常を切り取って見せてるところがこの漫画のよさだと思う。連載始まった当初は「四十男のゲイカップル」という設定が悪めだちしてる部分もあったが、慣れた今では仕上げの胡椒少々というところだな。だからこそ味が締まる、みたいな。あー、シロさんのハンバーグ食べたい。

八朔の雪 3 みをつくし料理帖 (オフィスユーコミックス)

八朔の雪 3 みをつくし料理帖 (オフィスユーコミックス)

八朔の雪 3 みをつくし料理帖/高田郁原作、岡田理知漫画
原作の1巻にあたるお話が完結。雑誌のほうでは引き続き原作2巻の連載が始まるらしい。コミック版は溜めというか間というかがあんまりないので、展開がわりと平坦に感じる。だからこそサクサク読めて、時代ものに馴染みのない女性(掲載誌的に)も楽しく読めるというのはあるかな。種市はコミック版のほうが好き。原作だとどーも田中邦衛を連想しちゃって……漫画では普通に好々爺で、付け火をされた後の混乱と復活には素直に感情移入してしまった。あと芳もすてき。戯作者の先生はどんなキャラデザなんだろ。采女がアレだからなぁ、楽しみなような怖いような。