読了本

コロボックル童話集 (講談社青い鳥文庫)

コロボックル童話集 (講談社青い鳥文庫)

短編集。「コロボックルのトコちゃん」シリーズはまさに童話という感じ。「百万人にひとり」と「へんな子」は後にそれぞれ『ふしぎな目をした男の子』と『小さな国のつづきの話』になった。長編へのふくらませ方にはまったく唸らされる。“つむじのじいさん”もまだ土瓶ハウスに住んでないし。さらに後者では、これまでコロボックル×人間という視点のみで語られてきた物語にコロボックル×チィサコという世界の広がりができたのがとても嬉しかった。続編が欲しいよなぁ……。