読了本・コミックス

夏目友人帳 8 (花とゆめCOMICS)

このシリーズはどんどん繊細になっていくなあ。的場の話に続いて、もう少し話が大きく動くのかなと思っていたら、逆に小さくまとまっていってるのはちょっと心配でもある。妖怪の造形も似てしまっているし、なんつーかこう、創作の翼が萎縮ぎみな感じがしないでもない。アニメ化関係でしばらくわさわさしてたから、すこし休養とって充電したほうがいいんじゃないかな……と思ったり。
ほんの少し不自然さを描き足したという塔子さん。たまたまお鉢が回ってきたけど快く迎え入れたのだろう、くらいにしか思ってなかったが実は何度も迎えに行ってたんだなあ。しかもあの事故のあとでも態度は変わらずに。塔子さんのイノセンスさが仮面だとは思わないけど、夏目に対してなにか特別な思い入れがあったのか？　と考えてしまうエピソードではあった。

信長の忍び 1 (ジェッツコミックス)

戦国時代４コマ。４コマだけどストーリーマンガ。基本ギャグだけど歴史ものとしてはガチ。ツンデレねねが可愛いと思いました、まる。

汀 ―彼岸の情景― (ほんとにあった怖い話コミックス)

『オルゴール・ドール』asin:4022131055はけっこう良かったんで買ってみたが、うわこれ実話系だ（しかも作者の）。レーベルがそうだから当たり前か。恐怖体験談ってオチがないから苦手なんだよなぁ、ふーん怖いね、だから何？　としか思えなくて。作者のお母さんの連続霊体験がめっちゃ怖くて、いったいどんな因縁が！？とドキドキしてたのに、みんな通りすがりでしたってそりゃないよ。絵もきれいだし怪談ものとしては悪い出来ではないんだろうが、私の期待してたものとは違ったということだな……。