2008年秋新作アニメ回顧

2008年秋新作でいちばんクオリティが高かったのが「魍魎の匣」。よくぞここまでつっぱしった！　原作の世界観がないがしろになってないのがよかった。加菜子がとくに素晴らしい。久保花火は何かへのオマージュだったのかもしれないが突飛すぎたかも。これほどの悲劇なのに雨宮のおかげでほんのりハッピーエンドっぽいのが忘れがたく不思議な印象となっていつまでも心に残る。TOKYO-MXでも放映はじまったので伏線ひろいながら観なおそう。
「とらドラ！」は可愛くて楽しかった。原作は読んでないのだが私はだんぜん龍児×大河派……。大河は早く親ばなれしたほうがいいな。もうしたのかな。実はまだ文化祭が終ったとこまでしか観れてない。
「ケメコデラックス」はお色気過多だったがエムエムの謎にひっぱられてけっこう面白く観た。ケメコの傍若無人さも面白かったし。でも謎が謎のままで終ってしまったので拍子抜け。二期があるのかねえ。OP曲とED曲の妙ちきりんさは癖になった。
「かんなぎ」はケメコと幼馴染みキャラがかぶったせいか印象が薄くなった。ファンクラブとかホモ疑惑とかどうでもいいことで大騒ぎしてるなあ……と醒めてしまった部分もあるし。秋葉くんネタは面白くて好きだった。これと「地獄少女　三鼎」「喰霊」「屍姫 赫」「キャシャーンSins」はいずれも途中までしか観れてない。
「伯爵と妖精」は残すところ最終回のみ。二枚目の緑川ボイスがどうでもよかったので（三枚目役なら萌えるんだが……）ニコが心のオアシスだった。エンディングでの寝姿披露に混ざってたのには笑った。あとリディアのケルピーに対する扱いはやっぱりちょっとひどいと思うぞ。
「ミチコとハッチン」をBSフジで観始めたらこれがなかなか。どういう結末になるのやら。
「とある魔術の禁書目録」は途中でキツくなってきて放置ぎみ。登場人物たちがどいつもこいつも青臭いことを偉そうに吠えるんだよー。あー、若いってイタガユイと毎回のように思ってしまう。巫女みたいな新キャラもそうだったら勿体ないが脱落しよう。
「タイタニア」は貴族っぷりが寒いのでヒューリック登場シーン以外はスキップして観てる。しかしリラがあんなんなっちゃったからってクチビル紫の人をあんなにしちゃうのは、ただ私怨晴らしただけなんでは。ほんとに名采配なのか。テンポ遅いし絵は崩れるし、もう脱落しそう。