読了本

自他ともに認める乗りテツ有栖川さんの鉄道エッセイ集。筆致はあっさりめで、にわかに旅情が沸き起こるというほどではないが(でも江ノ電のとこはちょっと楽しかった)、ひたすら電車に乗るのに文句も言わずつきあってくれるほんわか奥さんはとにかく微笑ましかった。有栖川さんにノロケてる自覚はないんだろうなあ。推理作家ならではの鉄道ミステリレビューも面白かった。鮎川哲也辻真先、それから「鬼首村の殺人」に興味を持ったんだけどこれはシリーズ第6巻なんだなあ。途中からでも読めるのか? あと「有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー」も読んでみよう。