こういう雰囲気すきだ。のどかでリアルで。三白眼の男の子がすきなので、銀ちゃんはイイ。舞台はのどかでも展開はけっこう早くて意外性があり、ページをめくるのがすごく楽しかった。続きが待ち遠しすぎる。「
凛花」買っちゃおうかな。ただあの苺大福桜が観光地化されてしまうのはちょっとイヤだ……銀ちゃんには悪いけど企画ポシャってくれないかな。
人間観察を楽しむためには傍観者の立場が必須。それでいつも単独行動のかのこはクラスでも浮いた存在だったが……!? ちょっと「痛い」子の言動に普通の人なら嫌気がさして引くところを、逆にワクワクしながらかぶりつきで観察しようとするかのこの野次馬精神がおかしかった。本質をストレートに見つめながらも虚飾は虚飾で楽しむというのは新しい。
「
闇市の魔女」と呼ばれた伝説の少女を主人公にした時代もの。うわーっ、妖しい色っぽさにぞくぞくする。「恋ひうた」と同時にこんなに毛色の違うもの連載してるんだ、すごいな……。初期短編2作はまだまだ妖しさが足りないね。「おばけ図書館」の途中くらいから作風がハートフル路線から変化しはじめた気がするんだけど、今の作風は迫力があって好き。
まさかのシリーズ続編。天野兄弟のその後とか。相変わらず悪魔だ。だんだん可愛いとこが出てきたものの、彼らが落とし穴に嵌るところが見たいと望んでしまう私も悪魔なのか。
ひなぎく会って別シリーズからの出張だっけ? 『デイ
ジー・ラック』か。面白かった。でも痛い子松崎くん編がいちばん面白かった。カメラアイで内面まで暴かれるのがかのこ様より容赦ねえ……。
うーん、『
西の魔女が死んだ』の亜流な感じ。大和さんってたまにこういうオリジナリティに乏しいもの描くよな。しかも
西魔女より説教くさくて。かつてカメラマンとして世界を駆けた(がゆえに子供との接し方が分からない)おばあちゃんのキャラは悪くないんだが。むしろこっち視点で物語を組み立ててたら面白いものになったのではと思う。