読了本

武士道セブンティーン

武士道セブンティーン

武士道シックスティーンの続編。転校で別れ別れになったよきライバル同士がそれぞれの学校で剣の道を深めていく姿を描いた青春もの。やー面白かった、憂鬱な気分もふきとんだわ。わりと孤高の道をいってた香織の周りには騒がしいながらも人が増え、早苗は新しい部の方針になじめず孤独感をつのらせる。そんな折の桐谷道場での稽古には泣きたくなるほど安心してしまったよ。師匠、さすがです……。それにしても香織は武者で早苗は武士、のたとえは絶妙だね。スポーツと武道の違いも。ラストはすがすがしかった。「武士道エイティーン」に続くとよいなあ。