読了本

こんにちはアン〈上〉 (新潮文庫)

こんにちはアン〈上〉 (新潮文庫)

こんにちはアン〈下〉 (新潮文庫)

こんにちはアン〈下〉 (新潮文庫)

アンがプリンス・エドワード島に連れてこられてマシュウに会う直前まで、を描いた「赤毛のアン」誕生100周年記念作品。海外にもアンの愛好会があって精力的に活動してるらしい。最初のほうはちょっと乙女チックすぎる感じがしたけど、アンがしゃべれるようになってからはグッと面白くなった。やっぱりアンのマシンガントークがあってこそだよな。
エッグマンことジョンソンさんのエピソードもよかった。まあグリン・ゲイブルス以前のアンの生活を描くとどうしても辛気くさくなるから原作でもさらっと流してあるのかねえ……とは思ったが。やっぱりモンゴメリの観察眼や批評眼、独特のユーモア感覚は飛び抜けてるとあらためて感じた。日本アニメーションでアニメ化もするそうだ。