読了本

文学賞メッタ斬り!〈2008年版〉たいへんよくできました編

文学賞メッタ斬り!〈2008年版〉たいへんよくできました編

メッタ斬りシリーズ第4弾。今回も愉快痛快だった。といいながら2007年版はすっとばしていたのだが(あとで読もう)。ポスト渡辺淳一、文芸界の石田純一こと石田衣良の爽やかなモテ男っぷりはどーも苦手だ……「きらめいててご免」の名取((c)夏目友人帳)を思い出す。長嶋有はキャラが天然というか癒し系で面白いね。巻末の採点でも高評価な『夕子ちゃんの近道』は読んでみたい。あと『犬身』『八日目の蝉』も。でも私には退屈だった『中庭の出来事』も意外なほどの高評価。幻惑されなかったら負けなんだなあ。