いつも春夏編は鳥ネタが少な目だけど、そのぶんあちこちからネタをかき集めてある。野鳥観察というよりなん子観察。アシスタント時代の逸話のなんと殺伐としてることか……人間のやることってときどき笑えない。
吹き出したのがいつまでも驚いてるずーずーしい猫の表情。やっぱなん子さんは動物と対峙してこそ。
今回も読み応えがあった。「
少女ファイト」はなぜか他の漫画よりじっくり読んでしまう。私が部活でバレーやってた頃はこんなふうに頭つかってなかったな……だから苦痛だったのかも。練とシゲルの甘酸っぱい青春恋模様が微笑ましいが、気になるのは恋人未満の学とミチルのほう。どうなることやら。
宇宙をめざす兄弟がいた。弟はすでに宇宙飛行士、兄は挫折中……。何度も諦めかけながら、持ち前の底力でどうにかこうにか壁を乗り越えていく。「
度胸星」の度胸はド根性だけど六太は飄々として愛嬌のあるキャラだ。……なれんのかな宇宙飛行士に。もうすぐ2巻が出るので楽しみ。
親の借金ありヒロインが激安アパートに転がりこんで始まったドリカム状態(古)。経済状態がよくない下宿人たちの赤貧ライフがなかなか面白いのだが、そのうち恋愛がらみでごちゃごちゃしだすのかなあ。
うーわー、色んな意味でひでー。ねねにそういうことをするなら、藤吉郎には自己中心的な極悪人に徹してほしかったな。信長のような悪魔になりきれない中途半端さを人間的魅力として描いてるのかもしれないけど……。巻末はジャ○プ的最終回みたいだったが3巻に続くのか。