読了本

切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩 (古地図ライブラリー別冊)

こないだ「日経 PLUS1」で高橋英樹が散歩に持ち歩くとコメントしてて興味を持った一冊。私も時代小説を読むときに地理を把握できたらなーとつねづね思っていたのだが、これはほんとに優れものだと思う。オールカラーで左ページに江戸切絵図、右ページに現代の道路地図が載っててラクラク見比べられる。史跡・名所などの解説は懇切丁寧、切絵図との対比も色分けを駆使した親切設計で見やすい。
池袋や目黒、渋谷駅周辺なんかも畑ばっかりだったんだとか、明治神宮とか新宿御苑とかの広い土地はたいてい大名屋敷だったんだとか、溜池山王は昔ため池があったからついた地名だったんだとか、JR京浜東北線の品川〜浜松町の南側はぜんぶ海だったんだとか、面白いことがいろいろ発見できる。これ持ってタイムトラベルしてみたいものだ。ただ地図がページごとに切れてると繋がりがよく分からないので１枚の大地図も欲しいところ。