読了本・コミックス - teatree’s diary

作者: 大石まさる
出版社/メーカー: 少年画報社
発売日: 2006/07/26
メディア: コミック
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シリーズ５冊一気読み。赤道上空にぶらさがる軌道エレベーターで宇宙まで数時間の近未来（偶然だがこないだ読んだ『妙なる技の乙女たち』も同様の設定だった）で生きる人々の日常を描いたＳＦ連作短編集。うはー、おもしろかったー！　まんぞくまんぞく。と言ってもＳＦ的なことはよく理解してないんだけども、科学や宇宙へのロマンは感じ取れたし、リアルで当たり前な生活感がとても味わい深かった。何よりあったかい作風なのがいいな、基本ハッピーエンドで。ロマンス的にもめちゃめちゃ楽しかった。作者の描く女性はふっくらして伸びやかで可愛いね。どの話も好きだけどフィオナ・ブラック助教授の８日間世界一周がとくに印象に残っている（幼少期の話も好き）。あと「アル be レオ」も。イルカって熱いんだ……！　無理だろうけど作中作のオオカミ犬を連れた少女の物語を小説の形でも読んでみたくなった。