年末年始のテレビ

ふだんドラマを観ない私が珍しくはまっている「ちりとてちん」。年末はものすごく盛り上がった! 草々の無自覚な愛の告白ならぬ愛の大喝にはしびれた。なんだろうねえあの草々のキャラの面白さは。壁ぶっこわすのなんかも普通の恋愛ドラマじゃ絶対ありえないギャグ展開のはずなのに、妙に感動的でついつい貰い泣き。次回がもう高砂やーなのは早過ぎないかと思うけど今年も楽しみだ。あ〜ずっと終わらなければいいのに。
紅白は年々つまんなくなるなと思いつつ観てしまうのだが、来年からは性別で組み分けするのやめて歌手をシャッフルするともうすこし盛り上がるんじゃないかと思う。今は白組が強すぎなんだもの。謙信コスのガクトおもろかった。お屋形様ぁ〜! と観客の足軽たちが縱ノリすんのに腹を抱えて笑った。NHK冒険しすぎ。和田アキ子が「あのか〜ね〜うぉうぉうぉうぉうぉ」と高らかに歌いだしたとたん、コタツで寝ていたうちの犬が飛び起きて吠え始めた。アッコすげえ。
BSフジ「朱蒙」35話一挙放送をうっかり観始め、年末年始はほとんどこれでつぶれた。続きが気になりすぎて途中でやめられず、のだめの再放送を諦めた。でも全35話だと思ってたらこれまでの放送分をまとめてやっただけなんだな。全81話だそうだから、まだ1年以上は毎週観続けないといけないんだな……。
最初は主役のチュモン王子があまりにも情けなくて脱落しそうになった(心を入れ替えたら入れ替えたで今度はものたりない)のだけど、魅力的な脇役が揃っていて展開に厚みとスピード感があり、毎回ぐいぐい話に引っ張られる。朱蒙と敵対する異母兄弟、ジャイアンみたいな俺様長男テソとスネ夫みたいな追従次男ヨンポがいい味だしてて捨てがたい。松たかこ似のヒロイン、じゃじゃ馬ソソノお嬢さまもいいけど、商団の腹心ウテと切れ者サヨンがとりわけ好き。サヨンとヒョッポのからみがもっと増えることを期待したい。
というわけで年末年始の読書はまったく進まず。読み終えたのは1冊だけで読みかけが数冊というありさま。