2007-12-12 読了本 電脳コイル〈3〉 (トクマノベルズEdge)作者: 宮村優子,板津匡覧,磯光雄出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007/10メディア: 新書購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (49件) を見るひええ、ハラケンが黒い。世を拗ねた少年になっとる。なんというか小説版は生々しいな、嗜虐的な感情表現もそうだけど、匂いに関して執拗なまでに描写されていて。アニメ独特のカメラアイで進んでいく物語を文章の形にするにはかなりの改造が必要だと私は思うのだが、正直このノベライズはそのへんがちょっと厳しい。入り乱れる複数キャラの一人称、覗き見や盗み聞きの多用はカメラアイを再現しようと苦闘したなごりにみえる。後半はわりと面白くなるんだけど……ハラケンは素直だしダイチやナメッチもいい味出してるし。しかしメガネが小学生までしか使えない設定だと今後はオリジナル展開が増えそうだ。メガばあも玉子も猫目も介入させず子どもたちだけでやらせるのかな?