読了本

楽昌珠

楽昌珠

かつての幼馴染み、二郎・七娘・小妹が不思議な獣たちに導かれ桃の林で再会する。そこで眠り込み共に見た夢のなかで、3人はまったく別の人生を送っていた……。森福都の中国歴史譚はいつも面白いのだが今回はファンタジー色が強め。現実なのは果たして夢の中か、それとも桃林の世界か? 主役にあたるキャラが3人おり、それぞれカラーの違う物語となるのだけど、男まさりな七娘こと清風が中心の話はミステリっぽくてよかった。珠が教えてくれたのは誰だったのかな。やっぱ高力士?