読了本

片耳うさぎ

片耳うさぎ

横溝で日常の謎をやろう、という試み? 地方の旧家、ダンジョンじみた屋敷、相続問題、謎の美少女とミステリアスな道具がそろいながらも雰囲気はどこか牧歌的。大庭賢哉のイラストも愛らしいが、途中から頭の中でふくやまけいこの漫画に変換して読んでいた。謎めいてしかも可愛い感じがとてもよく似合うと思うので、コミック化するならふくやまさんでぜひ。『晩夏に捧ぐ』はこっちのシリーズでやったほうが自然だったんじゃないかな。