読了本・コミックス

のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)

のだめと千秋以外の周辺人物のドラマも描き込むから話が進まないんだよな……孫Ruiのパートは読みごたえがあったけれども。さらに他の同居人と比べても薄味なフランクにもスポットライトが当たり、噂の幽霊学生の正体も明らかになった。脇キャラみんな好きだから嬉しいことは嬉しいんだけどね。付かず離れずから離れ離れになった主役のふたりがもどかしい。のだめが楽しくなさそうなのが一番モヤモヤする。

悪魔とドルチェ 第1巻 (花とゆめCOMICS)

悪魔とドルチェ 第1巻 (花とゆめCOMICS)

悪魔を召喚して手作りの甘いお菓子で契約をむすぶ。そんな可愛い方法を使う魔女見習いマユリと、偶然呼び出されてお菓子の虜になった上級悪魔ベルゼビュートのラブ(未満)ファンタジー。1話のラストからするとマユリ父は悪魔なのか? と思ってたんだけど、地獄の食べ物に耐性がないんじゃ違うのかな。

腕の中で眠って―不思議な猫の恋愛事件簿 (あおばコミックス)

腕の中で眠って―不思議な猫の恋愛事件簿 (あおばコミックス)

文庫サイズのあおばコミックス。表題作は殺人事件がからむホラー・オカルトよりの連作短編。ヒロインを守る俺様なナイトというハーレクインなノリが好きな人にはおすすめ。人の心に同居する闇と優しさとを描いた「大きな木の下で」がかなり面白かった。心霊現象が出てこないほのぼのな恋愛もの「瞳を閉じて」もけっこう好き。

ダブル・ウエディング (あおばコミックス)

ダブル・ウエディング (あおばコミックス)

サスペンスホラーの短編2作。表題作は霊に憑かれて性格が変わっちゃう花嫁さんのサイコな感じに背筋がぞくぞく。もうレンタルのドレスは着れない……。でも山内さんはホラー描いてても絵が綺麗なせいか話のトーンがカラッとしててほんわか優しいせいか、あんまり生々しくならないね。

グーグーだって猫である (3)

グーグーだって猫である (3)

来年映画化するんだとか。いったいどんなふうに映像化されるんだろ。主演が小泉今日子ならけっこうよさそうだな。さて大島家にはまた新たな猫が仲間入り。誰もが大島さんのようにできるわけではないけれど、これが映画になってたくさんの人が観れば安易に猫を捨てたりする人は減るかもしれないし、大島さんみたいな人は増えるかもしれない。大島さんとグーグーの優しさが胸にしみる。