読了本・コミックス

ファンタジウム(1) (モーニング KC)

ファンタジウム(1) (モーニング KC)

超オススメ。「モーニング2」が出てからずっとイチオシの作品。難読症(発達性ディスレクシア)のため社会的には落ちこぼれな少年・長見良。だが彼はこと手品に関しては天才的なセンスの持ち主なのだった。孤独な天才を支えようとする北條にはとても共感を覚えるけど、良が繰り広げるマジックにはもう胸がどきどきしてしまう。マンガで私の心臓こうなんだから実際にショーを観にいったらどうなっちゃうんだ。杉本さんが漫画家を続けてくれてよかったなあ。

ZOOKEEPER(3) (イブニングKC)

ZOOKEEPER(3) (イブニングKC)

これも激しくオススメ。今回スポットライトを浴びるのはチーターとアジアゾウ。動物園はただ動物を囲っておくだけの場所でなく、それぞれの動物が生きる意味を探す場所でもあるのだ。そういう思考は人間の存在にも返っていくのだけれど。しかし青木さんが漫画家に転職してくれてよかったなあ。ストーリーの確かさも好きだが動きのある絵とキメ顔がかっこいい。

霊感動物探偵社 (あおばコミックス)

霊感動物探偵社 (あおばコミックス)

霊感動物探偵社 2 (あおばコミックス)

霊感動物探偵社 2 (あおばコミックス)

一話読むことにぼろぼろ泣けてしまう。しかもちょっと怖い。というのもヒロインの立夏が霊感体質で、さまざまな幽霊を見てしまうからなのだ。さらにタイトルの通り、それが(ペットとしての)動物霊であることが多く、総じて健気だったりする。1巻で出てきた“彼”のおかげでサイコホラー寄りになっていたものの、2巻では姿を見せなかったな……。洋館の回はサイコだったけど。文庫(より微妙に大きい)サイズのため書店で見つけにくいのが難ではある。

少年A

少年A

短編集、A5版。ぜんぶ他社で描いたやつなのに単行本にまとめてくれる太っ腹な朝日ソノラマ(あとがき談)。会社がなくなるのは本当に残念だ。ソノラマ文庫とかはどうなっちゃうんだろ。さて収録作はぜんぶネムキに載りましたといっても違和感ない怖い系の話ばかり。しかも古きよきティーンズハート時代の小野さんと同じ香りがするんだよねぇ……。