超オススメ。「モーニング2」が出てからずっとイチオシの作品。
難読症(発達性
ディスレクシア)のため社会的には落ちこぼれな少年・長見良。だが彼はこと手品に関しては天才的なセンスの持ち主なのだった。孤独な天才を支えようとする北條にはとても共感を覚えるけど、良が繰り広げるマジックにはもう胸がどきどきしてしまう。マンガで私の心臓こうなんだから実際にショーを観にいったらどうなっちゃうんだ。杉本さんが漫画家を続けてくれてよかったなあ。
これも激しくオススメ。今回スポットライトを浴びるのは
チーターと
アジアゾウ。動物園はただ動物を囲っておくだけの場所でなく、それぞれの動物が生きる意味を探す場所でもあるのだ。そういう思考は人間の存在にも返っていくのだけれど。しかし青木さんが漫画家に転職してくれてよかったなあ。ストーリーの確かさも好きだが動きのある絵とキメ顔がかっこいい。
一話読むことにぼろぼろ泣けてしまう。しかもちょっと怖い。というのもヒロインの
立夏が霊感体質で、さまざまな幽霊を見てしまうからなのだ。さらにタイトルの通り、それが(ペットとしての)動物霊であることが多く、総じて健気だったりする。1巻で出てきた“彼”のおかげでサイコホラー寄りになっていたものの、2巻では姿を見せなかったな……。洋館の回はサイコだったけど。文庫(より微妙に大きい)サイズのため書店で見つけにくいのが難ではある。
短編集、A5版。ぜんぶ他社で描いたやつなのに単行本にまとめてくれる太っ腹な
朝日ソノラマ(あとがき談)。会社がなくなるのは本当に残念だ。
ソノラマ文庫とかはどうなっちゃうんだろ。さて収録作はぜんぶ
ネムキに載りましたといっても違和感ない怖い系の話ばかり。しかも古きよき
ティーンズハート時代の小野さんと同じ香りがするんだよねぇ……。